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深堀り解説!バナナはおやつに入りますか?の意味は?元ネタは?語源は?何が面白い?返しは?

皆さんバナナはおやつに入りますか?という言葉を聞いたことがありますでしょうか?
昭和時代に育った世代であればバナナはおやつに入りますか?というのは誰もが一度は聞いたことのあるフレーズです。
最近の若い世代の方にはバナナはおやつに入りますか?ってそもそもどういう意味なのか?何が面白いのか?などピンとことないはずです。
バナナはおやつに入りますか?という言葉の使われた時代背景や元ネタ、掘下げた意味について解説してみますので参考にしてみてください。

バナナはおやつに入りますか?の意味

「バナナはおやつに入りますか?」の意味について説明させていただきます。
「バナナはおやつに入りますか?」の意味は読んで字のごとくバナナをおやつとしてカウントしていいのか?という質問です。

「バナナはおやつに入りますか?」が使われた時代背景について説明させていただきます。
舞台は1970年代以降の昭和期の小学校の遠足の時間です。
当時の小学校の遠足ではお弁当のほかに休憩時間・移動時間に食べるおやつの持参が許可されていました。
おやつの量を制限したり格差をなくす目的で「持参するおやつの金額は●●円まで」というルールが設定されていました。

当時の小学生は豊かではありませんし、学校から堂々とおやつを買う権利を与えられて親からおこずかいをもらえますし大変嬉しかったわけです。
また、決められた金額の中で自分の好きなおやつを選ぶという行為自体もワクワクするものでした。

これが「バナナはおやつに入りますか?」の時代背景になります。

バナナはおやつに入りますか?元ネタ、起源は?

「バナナはおやつに入りますか?」の元ネタと起源について説明させていただきます。
「バナナはおやつに入りますか?」は説明した歴史背景を元に、遠足前のレクリエーションなどで先生に対して質問するのが元ネタ、起源となります。

遠足前の浮かれた雰囲気もあり「バナナはおやつに入りますか?」は必ず笑いがとれる鉄板ネタとして当時は考えられていました。
クラスの中には目立ちたい子や変わったことを言って注目を集めたい生徒が必ずいますが「バナナはおやつに入りますか?」はそういった状況で使われる言葉です。

特に小学生の場合お笑いの沸点が低いですから同じようなパターンのネタを何度やっても笑いが取れてしまうのです。
「バナナはおやつに入りますか?」はそういったお笑いパターンの一つだったのです。

バナナはおやつに入りますか?は何が面白いの?

「バナナはおやつに入りますか?」が使われる背景については理解していただいたと思います。
しかし「バナナはおやつに入りますか?」の何が面白いのでしょうか?

「バナナはおやつに入りますか?」が面白い理由は一種のとんち的な面白さをもっていることです。
つまり「おやつを購入する限度額は決まっているけれどもそれ以外の食べ物(例えばバナナ)であればいくらでも持ち込んでいいよね?」というとんちで先生を困らせている訳です。
本来はおやつ時間に食べ過ぎないように設定したルールのはずなのに、それ以外の食べ物をたくさん持ち込まれてしまったらルールを設定した意味がありません。
しかし理屈としてはおやつ以外の食べ物であれば持ち込んでも問題ないはずというのが生徒側の主張(?)になります。

当時は今よりも先生の権力が圧倒的に強い時代です。
普段は逆らえない先生にとんち的な面白さで一杯食わせる、というのが「バナナはおやつに入りますか?」で笑いが起きる原因の一つです。

何故バナナなのか?

ところで「バナナはおやつに入りますか?」は何故バナナでないといけないのでしょうか。
これは当時バナナが今と違い高価な食べ物だったというのが理由の一つです。
つまりおやつの購入限度額が決定されているのに、バナナの持参がOKになればおやつ予算(おやつではないので遠足予算というほうが正しいでしょうか)の実質的な予算はその何倍もの金額になってしまいます。
バナナの持参を許可するのであればおやつの購入金額を決定した意味がないよね、という矛盾をつく意味でも当時高価であったバナナが最適なチョイスなのです。
(バナナが果物の中で最もポピュラーなものの一つという単純な理由ももちろんあると思います)

バナナはおやつに入りますか?に対する答え

「バナナはおやつに入りますか?」に対する答えについて説明させていただきます。
一般的な回答は「バナナはおやつに入りません」となります。

たしかにバナナをおやつとカウントするのは一般的な認識からしてもかなり不自然な気がします。
また、先生が言っているおやつというのは金額制限を設けていることから「お店や駄菓子屋で買ういわゆるお菓子」を差しているのは明らかです。
ではバナナのような果物に持参制限を設けることは可能なのでしょうか?
果物はお弁当の中にセット入れる家庭も多いですし、嗜好品でなく健康のために食べていると考えるとそれに制限を加えるのはかなり越権行為のような気もします。

これが「バナナはおやつに入りますか?」に対する答えです。
「バナナはおやつに入りますか?」と聞かれて先生が困ってしまう理由が何となくご理解いただけたのではないでしょうか。

アニメや銀魂でのバナナはおやつに入りますか?というシーンについて

アニメや最近人気の銀魂でバナナはおやつに入りますか?というシーンをみることがあります。
令和のこの時代にわざわざこういったシーンを入れる意図は何なのでしょうか?
おそらくですが「ジェネレーションギャップや時代の変化を楽しむ笑い」の一種だと思います。

例えばバブリー芸人の平野ノラさんを思い出していただくといいと思います。
バブル期の人々を誇張して演じていて当時を知らない人であれば全く面白さがわかりません。
ただし当時を知っているひとだと「あったねこんなの」と言ってちょっと笑ってしまいます。
アニメや銀魂の製作者の意図はわかりませんが少なくとも「バナナはおやつに入りますか?」が本当に面白いと思っているわけでなく、こういった笑いの手法の一つとしてとり入れているのではないでしょうか。

バナナはおやつに入りますか?による色々な考え方

「バナナはおやつに入りますか?」という言葉の歴史的な背景、元ネタ、面白さについては一通り説明させていただきました。
「バナナはおやつに入りますか?」の面白さはとんち的な面白さとお伝えしました。

「バナナはおやつに入りますか?」問題はおやつを何と定義するかによって全く違った見方もできます。
哲学者や憲法学者が物事の考え方の練習として「バナナはおやつに入りますか?」問題を扱っていたりしますので興味がある方は参考にしてみてください。

あくまでも「バナナはおやつに入りますか?」の一般的な回答は「おやつではない」です。
しかし先生が一休さんでとんちをとんちで返す場合どうするか?のような思考実験です。

本当の学校教育はこうあるべきと論じるような内容ではありませんので(笑)ご注意ください。

おやつ=お菓子である

「バナナはおやつに入りますか?」と聞かれた時に「おやつ=お菓子である」と定義することもできます。
これが最もポピュラーな主張なのではないでしょうか。
バナナはお菓子でないのでおやつにカウントされない、というのは双方納得がいく答えだと思います。

ただしおやつ以外の持参に関しての定義がされない以上「おやつ以外であればいくらでも持ち込んでいいよね」という理論は通用してしまいます。
お弁当を人の三倍もってきてもデザートでバナナをひと房持参してもそれは認められることになってしまいます。
おやつの予算を限定するのが「他の生徒との均等化」「適度な量の摂取による健康維持」などの理由なのであればその他の食物の持ち込みに全く制限がないのはおかしな話です。
とつっこむこともできますが(笑)キリがないのでこの説が最もポピュラーということで次にいきます。

おやつ=間食である

「バナナはおやつに入りますか?」と聞かれた時に「おやつ=間食である」と定義することもできます。
つまり間食で食べるものは全ておやつに含まれるので当然バナナはおやつに入るという主張です。
しかしそうなると間食を定義しなくてはいけません。
「間食=食事と食事とのあいまに物を食べること。その食物。」となります。
ではお弁当を少し残したり、昨日の夕飯の残りを持参して食べた場合も間食になってしまいますよね。
お弁当を分割して食べてそれが金銭的な価値に置き換えておやつ購入予算をオーバーした場合、おやつを購入すること自体がルール違反となってしまうのでしょうか?また、場合によっては分割したお弁当を食べる権利さえ没収されてしまう危険がないでしょうか。
(実際にそんな教師がいたら大問題になってしまうのでありえませんが。笑)
そのためおやつ=間食理論も穴がありそうな気がします。

おやつ=15時前後に食べる食事である

「バナナはおやつに入りますか?」と聞かれた時に「おやつ=15時前後に食べる食事である」と定義することもできます。
しかしそれはおやつ=間食理論と同じで穴が多い理論です。
そもそも15時前後に食べる食事を全ておやつとするのはもはや日本語の意味を変えてしまっていてかなり乱暴な意見になります。

例えば何らかのアクシデントがありお弁当を食べる時間が15時前後になってしまったら(遠足であれば充分そういうこともあります)それはお弁当でなくおやつなのか?というとさすがにおかしい気もしますよね。

おやつ=15時前後に食べる食事である理論もかなり厳しそうです。

おやつ=学校が定義する食べ物

「バナナはおやつに入りますか?」と聞かれた時に「おやつ=学校が定義する食べ物」と定義することもできます。
これは双方納得するのであればスッと入ってくる主張です。
確かにコミュニティーによって日本語を再定義しルール化して使う、ということはどこの組織でも行われています。
それにより組織のスムーズな運営が行われるのであればそれに越したことはありません。
しかし一定のモラルや第三者の監視がないと運営が暴走した時のセフティーネットがありません。

例えば先生が嫌いな生徒の食べ物は全ておやつにカウントし、予算上限を理由に没収することもできます。
このルールを双方が認める以上こういった矛盾にも我慢する必要がありますので、色々と問題がありそうです。

以上、「バナナはおやつに入りますか?」問題のおやつの定義を色々な面から考察してみました。
実際にこの問題について言及している書籍も多いので興味がある方は参考にしてみてください。