
このページではフリーランスエンジニアの海外移住についてお話させていただきます。
「海外移住に興味があるけど実際のところどうなんだろう?」というフリーランスエンジニアは非常に多いのではないでしょうか。
フリーランスエンジニアの海外移住事情について掘り下げてまとめてみましたので、是非参考にしてみてください。
・フリーランスエージェントについて日本一詳しく解説しました。
Contents
フリーランスエンジニアの海外移住はおススメできるか?
フリーランスエンジニアの海外移住はおススメできるのでしょうか。
結論からいうと明確な目的があればおススメできます。
具体的には以下のようなものです。
- 語学力を身につけたい
- その国の文化を知りたい
- 固定費を下げて生活したい
- 開発に集中したい
逆に目的をきめずなんとなくかっこいいからという理由でいくことはおススメできません。
何故ならただ時間とお金を失うだけでその間に日本にいたほうがエンジニアとしての経験を積めた、というケースも多いからです。
ですので、海外移住したいと思うフリーランスエンジニアは行動に移す前に以下のような点をチェックしてみましょう。
- 海外移住の目的を決める
- 海外移住の期間を決める
フリーランスエンジニアが海外移住した場合の成功例、失敗例
フリーランスエンジニアが海外移住した成功例、失敗例についてお話しさせていただきます。
もちろん成功・失敗はケースバイケースのため一概にいうのは難しい部分もありますが、管理人自身と知人の体験を元に説明させていただきます。
海外移住を検討されているフリーランスエンジニアの参考になれば幸いです。
成功例について
フリーランスエンジニアが海外移住した成功例についてお話させていただきます。
何をもって成功とするかは人それぞれだと思いますが、簡単にいうと
- 海外移住して目的を達成できるか
- ストレスなく働くことができるか
という点がポイントになると思います。
例えば海外にいくと日本食が食べれなかったり日本語が通じなかったり公共施設が日本より清潔でなかったりと色々なデメリットがあります。
それでも海外移住したほうがメリットが上回るというのであればそれは成功といえます。
失敗例について
フリーランスエンジニアが海外移住した失敗例についてお話させていただきます。
残念ながらフリーランスエンジニアの海外移住において成功例より失敗例のほうが圧倒的に多いです。
具体的には、以下の2パターンがほとんどです。
- 仕事が受注できず生活が厳しくなって返ってくる
- 海外の環境の悪さが嫌で帰ってくる
簡単に説明してしまうと興味があって海外にいったけれど見通しが甘かった、というケースになります。
フリーランスエンジニアが海外移住するメリットについて
次にフリーランスエンジニアが海外移住するメリットについて説明させていただきます。
参考にしてみてください。
好きな国で働くことができる
好きな国で働くことができるというのはフリーランスエンジニアの最大のメリットです。
仕事をできる環境さえあれば世界中どこの国でも働くことが可能です。
当然ながら正社員という雇用形態ではまずこれは実現できません。
また、フリーランスであってもほとんどの業種で実現不可能でしょう。
旅行しながら仕事ができる
フリーランスエンジニアが海外移住をする際に、一つの国や場所にずっといる必要はありません。
一定期間ごとに国内や別の国に移動して働く、というようなことはもちろん可能です。
これは言い換えれば旅行を楽しみながら働いているのと同じといってもいいでしょう。
正社員をしている以上、夏季休暇や有休休暇を使って1週間旅行する時間を確保するのが精一杯です。
フリーランスエンジニアであれば一年間ずっと旅行することも可能なので、大変魅力的ですよね。
これがフリーランスエンジニアが海外移住する大きなメリットと言えます。
固定費が安い
フリーランスエンジニアが海外移住するメリットとして固定費が安いという点があげられます。
もちろんこれは国によって異なるので一概に言えませんが、海外移住先として人気の東南アジア圏であれば固定費を大幅に抑えることが可能になります。
ある程度の貯金と仕事さえ確保できれば一人で暮らすことに困るということはまずありません。
東南アジア圏ですと特に家賃と食費については日本の何分の一、という国がほとんどです。
これは海外移住における大きなメリットです。
語学力が上達する
フリーランスエンジニアが海外移住するメリットとして語学力が上達するという点があげられます。
毎日現地の人と母国語で話すことになりますので、嫌でも語学力は著しく向上します。
半年から一年もあればある程度言葉を覚えてくるようになります。
日本で語学スクールに通うとかなり割高のため、語学を覚えるのであればいっそ現地にいってそこで働く、という選択肢はありといえばありだと思います。
これもフリーランスエンジニアが海外移住するメリットの一つです。
フリーランスエンジニアが海外移住するデメリットについて
フリーランスエンジニアが海外移住するメリットについて説明させていただきます。
参考にしてみてください。
治安面の不安がある
海外移住すると日本の治安の良さに気がつきます。
日本では、万引きやひったくりや犯罪に巻き込まれないのが当たり前ですが、海外にいくとそのありがたさに気がつきます。
飲食店、ショッピング、レジャー施設など常に危険がないかなど考えながら生活をするのは疲れますしストレスの原因になります。
もちろんこういった国が全てではありませんが、海外移住に人気の東南アジアなどいくと特に日本の治安の良さを実感します。
ネット環境が悪いことも多い
フリーランスエンジニアにとってネット回線は生命線といっていいほど重要です。
日本であればwi-fi環境がない場所を探すことが難しいくらいですが、海外ではそんなことはありません。
また、通信速度が非常に遅いケースもありますしセキュリティー面も考慮するとしっかりとした環境を探すだけでも容易ではありません。
怪我や病気、事故などのトラブル時が不安
海外での怪我や病気、事故なども大きなリスクです。
日本であれば医療設備が整っておりますし緊急事態でも世界で最高水準の医療を受けることができます。
ところが海外の場合、医療のレベルや対応についても不安が残ることが多いです。
社会的な信頼性が低い
日本に定住せず、海外で働いているフリーランスというだけで社会的な信頼性は低くなりがちです。
仮に一定の収入があったとしても世間的にはフリーターと同じくらいの扱いで見られることもあるでしょう。
そもそもフリーランスエンジニアの場合、社会的な信頼性というのはそこまで高くありません。
ましてや海外在住となると「怪しい」と感じる人もいるようです。
おいしい日本食が食べれない
海外移住の大きなデメリットとしておいしい日本食が食べれないという点があります。
もちろん今やどこの国でも日本食のお店はあるのですが、どうしても割高です。
そのうえ日本のちょっとおいしい店以下の味がほとんどで、メニューも限定的です。
フリーランスエンジニアの海外移住についてのQ&A
ここまでフリーランスエンジニアの海外移住の成功例・失敗例、メリット・デメリットについて説明させていただきました。
補足の説明として海外移住について色々な疑問に回答していこうと思いますので、参考にしてみてください。
海外移住するフリーランスエンジニアは増えているのか
海外移住するフリーランスエンジニアは増えているのかというと増えています。
理由としては以下二点です。
以前よりもネットからの集客が楽になったこと
ちなみに以前からバックパッカーのような形で海外で仕事をするフリーランスエンジニアというのは一定数存在しました。
ただし正社員をしていると周りにフリーランスの知人、というのはなかなかいないので実感することは難しいかもしれません。
海外移住する国について
フリーランスエンジニアが海外移住する国としては、やはり東南アジアが人気です。
オーストラリアやカナダという方もいますが割合としては少ないです。
また、ヨーロッパの国は生活コストも高いこともありフリーランスエンジニアが働く環境としては不向きのため不人気のようです。
海外の仕事を請ける仕事を請ける必要があるのか
海外移住したらその国の仕事を請ける必要があるか、というと全くそんなことはありません。
あくまでも働く環境が国外になるというだけで日本の企業や国から仕事を請けるということで問題ありません。
もちろん移住先の国で人脈ができたり仕事を発注してもらえることができればベターです。
ただしその場合トラブルになった際のリスクや仕事の風習、貨幣価値の違いなど諸々考慮する必要があります。
どれくらいのスキルがあればいいのか?
そもそもどれくらいのスキルがあればフリーランスエンジニアとして安定して稼げるか、という質問をいただくことがあります。
結論からいうと、仕事を受注するだけであれば経験はかなり浅くても大丈夫です。
しかしながら経験浅めのエンジニアが受注できる案件の場合、当然単価も安くなります。
安い案件をたくさんこなすといっても限界がありますので、あとはどれくらい自分が稼ぎたいかということとの兼ね合いになります。
ちなみに全くの未経験の場合ですと仕事を受注すること自体が難しいのでまずはプログラミングスクールなどで基礎を学ぶのが最短になります。
フリーランスエンジニアが海外移住する前の準備と手順について
最後にフリーランスエンジニアが海外移住する前の準備と手順について説明させていただきます。
実は海外移住自体のハードルは全く高くありません。
それよりも問題はスキルをみにつけて仕事をもらえる状態にしてから海外にいくことが重要です。
それぞれ詳しく説明させていただきます。
移住する国についての調査を行う
移住する国についての調査を行うことは必須です。
- 物価
- 治安
- 生活コスト
この辺りの知識は必須です。
できれば何度か現地に行き一定期間生活をしたうえで、数か国比較し決定するといいでしょう。
また、TwitterやSNSで先輩のエンジニアがいないか調べてみることもおススメの方法です。
スキルを身につける
フリーランスエンジニアが海外移住する際に、そもそもの大前提としてスキルを身につける必要があります。
スキルさえあれば多少経験が浅くともなんとか乗り切れたりします。
しかしながら肝心のスキルがないと高単価案件もとれませんし、リピーターもつきませんので資金的にピンチに陥った時に八方ふさがりになってしまいます。
フリーランスエンジニアの失敗例として最も多いのがとにかくスキルがなくて受注活動がうまくいかずキャッシュが回らなくなることです。
そういった意味で若手のフリーランスには常駐型がおススメなのですが、どうしても受託型を目指して海外移住したのであればスキルの基礎をみっちりと学習しましょう。
仕事を受注し実績を作る
ある程度スキルが身についたら仕事を受注し実績を作りましょう。
発注者は複数いる候補者のなかから、単価や実績など総合的に判断し仕事を依頼します。
当然ながら実績が多数あったほうが有利になりますので若手のうちはなるべく仕事の好き嫌いを
せずに実績を作ることを意識したほうがいいでしょう。
海外にいても安定的な収入を確保できる状態にする
海外自由の失敗の多くは仕事が受注できなくなり金銭的に厳しくなって帰ってくる、という事例はお伝えした通りです。
重要なのは安定的な収入を確保できるクライアントを確保することです。
例え月1万円や月3万円であってもこういったクライアントを複数確保することが安定したキャッシュフローに繋がります。
もちろんどのように収益を確保するかはそれぞれの戦略次第です。
まとめ
フリーランスエンジニアと海外移住について説明させていただきました。
フリーランスエンジニアの場合、自分で働く場所を選べることが大きな魅力です。
失敗しないように事前に調査、準備をしてから海外移住してみてください。
この記事を読んだみなさんにハッピーなエンジニアライフが訪れるよう祈っております。
・フリーランスエージェントについて日本一詳しく解説しました。