
このページでは常駐型のフリーランスエンジニアの方向けに、精算・固定という用語について解説させていただきます。
また、精算を語るうえで外せない上下割・中間割といった専門的な用語についても説明させていただきます。
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Contents
精算とは?
精算とはフリーランスエンジニアがどのような条件で働くか、という取り決めのことです。
IT業界の現場は毎月仕事量が一定ではなく時期によって波があるのはご存じの通りです。
・忙しくてたくさん残業をした月
・すごく暇で全然働いてない月
・エンジニアが風邪をひいてたくさん休んでしまった月
超過、控除を理解しよう
精算を理解するうえで大切な用語が超過・控除です。
簡単に説明すると以下のようになります。
・超過・・・残業代として基本単価にプラスされる金額
・控除・・・ペナルティーとして基本単価からマイナスされる金額
(これを清算幅と言います→後述)
また、超過単価・控除単価というのは時給で表されます。
基準時間を上回った時間or下回った時間×時給を基本単金からプラスしたりマイナスしたりするわけです。
・超過単価3000円(/H)
・控除単価4000円(/H)
というような形です。
超過・控除をさくっとおさらい
超過は精算幅をこえた残業代、控除はペナルティーとして引かれる金額とお伝えしました。
簡単におさらいしてみましょう。
(例)
・基本単価60万円
・超過単価3000円
・控除単価4000円
何故精算が重要なのか?
何故精算がフリーランスエンジニアにとって大切なのでしょうか。
これは精算によってフリーランスエンジニアの手取りの金額が大きく変わってくるからです。
ITの現場の場合、本人のスキルに関わらずどうしても残業をしなくてはならない状況というのは必ず訪れます。
精算条件の確認方法
精算条件とは精算の条件のことで、ほぼ同意語として使われます。
精算条件は案件の紹介時に確認することができます。
契約に至った場合はエージェントからメールでエビデンスとして送られてきます。
その後注文書として正式な形で通知されますので、その際に確認することができます。
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精算条件にはどういったものがあるの?
お伝えした通り、精算条件とは精算の条件のことです。
精算条件には固定契約・精算あり契約の二通りあります。
・固定契約・・・月の稼働時間に関係なく報酬が一定の金額になる契約
・精算あり契約・・・稼働時間によって超過控除が発生する契約
シンプルでわかりやすいですよね。
固定契約、精算あり契約のメリットデメリットも詳しく解説します。
固定契約
固定契約は月の稼働時間に関係なく報酬が一定の契約です。
つまり欠勤をしても残業をしても報酬が変わらないということになります。
固定契約のメリット
固定契約のメリットは安定した収入を確保できるという点です。
営業日が少ない年末年始や大型連休のある月であっても報酬が下がらないため、年間を通して安定した収入が計算できます。
また、風邪をひいてしまってお休みしても契約上は報酬が下がりませんので安心です。
固定契約のデメリット
固定契約のデメリットは残業代がでないという点です。
ご存じのようにITの現場はプロジェクトの状況によって突発的に忙しくなったりする月がありますよね。
その時にサービス残業になってしまう可能性があるというリスクがあります。
精算あり契約
精算あり契約は月の稼働時間によって超過・控除が発生する契約です。
ちなみに常駐型フリーランス(SES)業界では精算ありの案件の割合のほうが圧倒的に多いです。
精算あり契約のメリット
精算あり契約のメリットは残業代がしっかりと出る事です。
フリーランスエンジニアの場合、正社員と比較して高単価であることから残業代も高水準の報酬です。
(フリーランスエンジニアの中には高報酬目的で高稼働の現場を選んだりする方もいるくらいです)
精算あり契約のデメリット
精算あり契約のデメリットは月の稼働時間が少ないと減額されてしまうことです。
年末年始や大型連休のある月に風邪をひいたり私用でお休みしてしまうとほとんどのケースで控除が発生します。
欠勤が続くと収入にも直結してしまうため気をつけましょう。
精算幅について
精算幅についての説明をさせていただきます。
簡単にいうと
・一か月の稼働時間が●●時間を上回ったから超過(残業代)が発生します
・一か月の稼働時間が●●時間を下回ったら控除(ペナルティ)が発生します
という●●にあたる時間です。
・超過が発生する上限→精算幅の上限時間
・控除が発生する下限時間→精算幅の下限時間
このように呼びます。
もう少し詳しく見ていきましょう。
精算幅の上限について(超過上限)
精算幅の上限について説明させていただきます。
精算幅の上限とは一か月の稼働時間が●●時間を上回ったら超過(残業代)が発生しますという●●にあたる数字です。
一般的に上限については、
・月180H
・月190H
・月200H
で設定されることがほとんどです。
精算幅の下限について(控除下限)
精算幅の上限について説明させていただきます。
精算幅の下限とは一か月の稼働時間が●●時間を下回ったら控除(ペナルティー)が発生しますという●●に当たる数字です。
・月140H
・月150H
で設定されることがほとんどです。
(稀に月130Hや160Hというケースもあります)
精算幅の表記方法
フリーランスエンジニアが案件を紹介されるときの案件概要を詳しく見てみると精算幅が記載されています。
表記方法は案件やエージェントにもより異なりますが、以下のように書かれていることがほとんどです。
(例:精算幅下限140H上限180Hの場合)→
精算:140-180
日割りの場合
常駐型のフリーランスの場合、月初からでなく月の途中から現場に参画することがあります。
その場合の単価や精算幅はどうなるのでしょうか?
結論からいうと単価や精算幅は日割りで計算されます。
超過単価・控除単価は基本的に変わりません。
(例)
基本単価60万円
精算幅150-200
超過単価3000円
控除単価4000円
※このエンジニアが月の途中(営業日数が20日ある月の11営業日目から参画した場合)
稼働日数10日/営業日数20日=0.5人月となります。
その場合の基本単価と精算幅はこうなります。
基本単価30万円(60×0.5)
精算幅75(150×0.5)-100(200×0.5)
超過単価3000円
控除単価4000円
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超過単価・控除の算出方法について
次に超過単価・控除単価がどのように算出されるかという点について説明させていただきます。
超過単価・控除単価は基本単金をベースに算出されます。
基本単価÷精算幅で超過単価・控除単価を割り出します。
この精算幅のどの数字で割るのか、というのが超過単価・控除単価の算出方法で主に上下割と中間割の二通りあります。
上下割
上下割とは
・超過単価を基本単価÷上限
・控除単価を基本単価÷下限
で算出する方法です。
(例)
基本単価60万円
精算幅150-200
上下割の場合、上限→200H 下限→150Hとなりますので、
60万円÷200H=3000円(超過単価)
60万円÷150H=4000円(控除単価)
となります。とっても簡単ですよね。
中間割
中間割とは
・超過単価を基本単価÷(上限と下限の中間の数字)
・控除単価を基本単価÷(上限と下限の中間の数字)
で算出する方法です。
(例)
基本単価60万円
精算幅150-200
中間割の場合、上限→200H 下限→150Hとなりますので、
中間の175Hとなります。
60万円÷175H=3428.57・・・端数切捨てで3420円(超過単価)
60万円÷175H=3428.57・・・端数切捨てで3420円(控除単価)
精算についての補足説明
ここまで精算についての基礎知識を解説してきました。
おそらくここまでの内容を読んでいただければエージェントが何をいっているのかわからなくて困るということは避けられるはずです。
次に精算について補足の説明をさせていただこうと思います。
少し細かいケーススタディとなりますが必要な知識なので参考にしてみてください。
精算時間単位について
精算時間単位とは超過・控除を何分単位で計上するかということです。
多くは10分・15分・30分などで、最も一般的なものが30分単位です。
年末年始の営業日について
年末年始や大型連休がある月の場合、カレンダー通り働いても下限時間を割ってしまい控除が発生してしまう場合があります。
そういった場合は常駐型のフリーランスエンジニアはどのように考えればいいのでしょうか?
結論から言うと、下限時間を割らないようにうまいこと残業をして稼働時間を調整するという方法がおススメです。
あくまでも契約は契約なので、下限を下回ったからといってその分補填してもらうという考え方は微妙です。
休日出勤、代休について
常駐型のフリーランスエンジニアの場合の休日出勤や代休についての考え方を説明させていただきます。
まず休日出勤をしたからといって正社員のように特別手当が出るということはありません。
ただし土日出勤などがあった場合、代休はしっかりともらうことができます。
精算条件と稼働時間の関連性について
精算条件と稼働時間の関連性についても説明させていただきます。
ポイントだけお伝えすると精算条件が悪いからといって稼働が高いわけではないということです。
精算条件は企業の発注するルールに従っているだけで、稼働の高低とは関係がありません。
精算幅の上下割・中間割を使って具体的な請求金額を出してみよう
さて、ここまで精算・精算幅、超過・控除について解説していきました。
これでエージェントへの請求額もご自身で計算できるようなったはずです。
では実際に上下割と中間割を使った実例をあげてみます。
上下割の例
(例)
基本単価72万円
精算幅140-180 上下割
上下割の場合、
・72万円÷180H=4000円(超過単価)
・72万円÷140H=5140円(控除単価)
となります。
中間割の例
(例)
基本単価72万円
精算幅140-180 中間割
中間割の場合、
・72万円÷160H=4500円(超過単価)
・72万円÷160H=4500円(控除単価)
となります。
フリーランスエンジニアが最も得する精算条件とは?エージェントと精算について
精算のことはよくわかった!
結局のところフリーランスエンジニアが最も得する精算条件を教えてほしいと思う方も多いと思います。
これはケースバイケースですが、
・一か月の稼働時間が低いのに固定契約
・残業が多いのに上限が低い、もしくは中間割
であれば間違いなくお得ですよね。
例を挙げるとこんな感じです。
・一か月の稼働時間が低いのに固定契約→ひと月の稼働時間が毎月100Hしかない現場で固定契約
・残業が多いのに上限が低い、もしくは中間割→ひと月の稼働時間が200Hあり、160Hから超過がつく契約
「フリーランスエンジニアなので少しでも稼ぎたい!儲けたい!」エージェントの各サイトを見て回って
条件のよさそうな案件だけを選びエントリーする、という方法もあります。
精算条件はエージェントに交渉できる?
エンジニアに有利なように精算条件を交渉することはできるのでしょうか?
これは基本的にはできないと考えていいでしょう。
何故かというとお客さんとエージェントとの精算条件を変更することはできないからです。
エージェントとフリーランスエンジニアの精算条件のみを変更すると、エージェントが持ち出しになって損をしてしまうということになるのです。
例外はある?
ただしいくつか例外はあります。
固定契約で稼働が低いという前提で入ったけどすごく残業があるなど、事前の条件と異なって明らかにエンジニアが不利な場合はエージェントに交渉してみてみいいでしょう。
また、ここだけの話ですがフリーランスエージェントとの契約実績が長く、エージェントとの関係が構築できている場合は自分に有利な条件で就業させてもらうことも可能です。ただし初回契約のエージェントでは難しいです。
スキルと精算
エンジニアのスキルによって精算・固定になりやすいなどという特徴はあるのでしょうか?
結論からいうとあります。
特徴を簡単にまとめると以下のようなものになります。
参考にしてみてください。
・オープン系開発案件→精算ありが非常に多い
・インフラ系の案件→精算ありが多いが固定案件の割合も比較的高い
・PM/PMO・コンサル系の案件→固定の割合が比較的高い
やばいエージェントと精算
何か特別な事情がない限りは精算条件はクライアントとエージェント、エージェントとエンジニアは同一であることがほとんどです。
やばいエージェントの場合、クライアントとエージェントは精算ありなのにエンジニアとは固定契約にして残業代を丸儲けしたりします。
(これをするとエンジニアの一人あたりの利益率が大幅に上がります。ちなみにエンジニアが不利になるだけで違法ではありません。)
流石に大手や老舗のエージェントで露骨にこういったことをする企業は少ないですが、今だに悪い条件をエンジニアに押し付けて儲けるエージェントは少なくありません。
本文で説明した精算・超過単価・控除単価などを工夫すればエージェントが儲かりエンジニアが損する契約にすることは決して難しくないのです。
ですので、フリーランスエンジニアは精算に注意する以上にどのエージェントと付き合うかということが重要になってくるのです。
まとめ
フリーランスエンジニアの精算・超過・控除・上下割/中間割など必須の知識について説明させていただきました。
具体的な数字を出しながら説明したので、初めてフリーランスになる方もイメージしていただけたのではないでしょうか。
精算の知識を身につけることで自分に不利な就業条件を避けることができます。
常駐型フリーランスエンジニアが常駐するにあたりリスクは大変重要です。
案件を探すときに、リスクがないか?という見方は非常に大切で、精算条件もその一つです。
また、精算や案件の情報の出し方でエージェントの基本姿勢もわかります。
本当にエンジニアの立場にたってくれるエージェントと付き合うことでフリーランスエンジニア生活はとても豊かになります。
アナタがより良きエージェントや案件に巡り合い、ハッピーなエンジニアライフが訪れるますように!
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